2020.09.02 スマートモビリティチャレンジシンポジウム
経済産業省・国土交通省では、「スマートモビリティチャレンジ」プロジェクトの一環として、令和元年6月に、「スマートモビリティチャレンジ推進協議会」(詳細2.)を立ち上げ、シンポジウムやキャンペーンサイトでのマッチング等を実施し、新しいモビリティサービスの社会実装を通じた移動課題の解決及び地域活性化を目指す地域や企業の取組を推進しているところです。
令和2年度においては、先進的に取り組む地域や企業における新しいモビリティサービスのベストプラクティスや課題などを共有するとともに、移動課題の解決や地域活性化に向けて新しいモビリティサービスに取り組もうとしている地方自治体や企業等の連携を進める機会を提供するため、9月2日にオンラインでのシンポジウムを開催します。
主催:経済産業省製造産業局
開催概要
- 日 時
- 2020.9.2(水) 09:00〜12:00
- 会 場
- オンライン ZOOM
- 定 員
- 500名
- 参加費
- 無料
プログラム
第1部
09:00-11:25
松本 洋平 氏
佐々木 紀 氏
石田 東生 氏
中村 文彦 氏
鎌田 実 氏
牧村 和彦 氏
パネルディスカッション1:地方版MaaSにおけるデータ連携
西村 潤也 氏(東京都町田市、神奈川県川崎市)
小泉 安史 氏(愛媛県南予地域)
金森 亮 氏(愛知県春日井市)
高橋 貴生 氏(新潟県新潟市)
日高 洋祐 氏(広島県)
パネルディスカッション2:低密度・中山間地域における地域課題解決
浅井 康太 氏(茨城県日立市)
梶 達 氏(北海道上士幌町)
山村 徹 氏(福井県永平寺町)
瀧本 陽一 氏(静岡県浜松市)
太田 幸一 氏(長野県塩尻市)
第2部
11:30-12:00(ネットワーキング)
開催報告
去る令和2年9月2日、スマートモビリティチャレンジはオンラインにて「スマートモビリティチャレンジシンポジウム」を開催いたしました。
本シンポジウムは、地方自治体や事業者などの連携促進や、新しいモビリティの社会実装に対する理解や支援を広げていくことを目的としております。
今回は、MaaSに関心のある地方自治体や企業等の方々約1,000名にご参加をいただきました。
開会にあたり、経済産業副大臣 松本洋平氏 および 国土交通大臣政務官 佐々木紀氏より、開会のご挨拶をいただきました。
次に「地方版MaaSにおけるデータ連携」と題しまして、選定地域・事業の取組事例をパネルディスカッション形式にて紹介していただきました。司会進行役として筑波大学名誉教授石田東生先生に進行していただきました。
パネルディスカッション①の最後は横浜国立大学副学長中村文彦先生に総括コメントをいただきました。
各地域の方のご苦労や課題、成果等をご紹介いただき大変貴重なパネルディスカッションとなりました。
法律やシステムの壁がある中でコツコツと努力をなさっているということ、
地域の利用者の皆様に関心を持っていただけるような工夫が必要なこと、
各地域の皆様と情報を共有することも大事というコメントをいただきました。
続いて「低密度・中山間地域における地域課題解決」と題しまして、選定地域・事業者の取組事例をパネルディスカッション形式にて紹介していただきました。こちらは、一般財団法人日本自動車研究所 代表理事・研究所長 鎌田 実先生に司会進行をしていただきました。
パネルディスカッション②の最後は計量計画研究所理事 兼 研究本部企画戦略部長 牧村和彦先生より総括コメントをいただきました。
持続可能なサービス設計を行うことが大きな目的であり、単に高齢者に使ってもらうだけでなく、どのように次世代の担い手を確保するのかが検討事項になっていると感じたというコメントをいただきました。
パネルディスカッション後の第2部では、推進協議会として、初めてのオンラインネットワーキングを行いました。短い時間での開催でしたが、第1部で登壇したパネリストへの質問や参加者同士での意見交換など、ネットワーキングとしての場として、それぞれの課題や率直な意見交換が行われました。